Voyager

V6のまわりをうろちょろ

長野博の結婚について私の思うこと。

以前行ったアンケート。私の自担は誰でしょうアンケート。

正解は「長野博」でした!!!(知ってるわって声が聞こえてきそう)

 

そして、今回はその「長野博」さんの話。

 

1年前の11月29日、私は高校三年生だった。

ファンクラブにはまだ入っておらず、バリバリの受験生。

そんな私に受験前にして最大かつ最強の動揺を与えたニュース。

長野博の結婚。

今日はその話。

 

早速話が逸れるが、私がV6を知ったのは岡田准一がきっかけだった。

お察しの方もいると思うが、図書館戦争からだ。

もともと有川浩さんの本が好きで、原作からその世界を知った。

ダビンチで図書館戦争を映画化するなら俳優は誰がいい?みたいな記事も見たことがあったが、その時みた岡田准一榮倉奈々には微塵も興味がなかった。(芸能人を全く知らなかった)

そしてそのまんま映画化。なんだこの人たち...!!!まんま堂上と笠原じゃん!!!

気づいたらその二人のファンになっていた。

そこから岡田准一を追いかけ始め、V6がちょうど20周年を迎え、フォエバコンのDVDが出た直後くらいには「岡田准一寄りのall担」が誕生してた。

今でも疑問だけどいつから長野担に変わっていたのかは不明。

 

話を戻します。

まずは私がいつ「長野博結婚」の知らせを知ったのか。

学校での昼休み。

その日は家に帰ったらベストアーティストの放送も待っており、と言っても受験生だったから録画して、時間がある時に見よー、みたいに考えていた。でもやっぱり普段6人揃ってのテレビは少ないからワクワク。

そんな中、衝撃が走った。

 

携帯使用禁止の学校だった。

それでも使っている人はいるよね。私の友達もそうだった。

その子が恐る恐る私に話しかけてきた。

 

友「たこって...V6好きだっけ?」

🐙「大好き」

友「...ちなみに、誰が一番好き?」

🐙「長野くん!!!!!!!」

(一瞬の間)

友「速報で『長野博結婚』ってあるんだけど」

🐙「は?」

 

自分の目で見ないと信じられない、なんて頭真っ白になりながら考えた私はスマホをすぐ起動した。確かに、「長野博」ってネットにめっちゃかいてある。「結婚」って書いてある。

自分の脳内で処理しきれなくなった私は、ジャニーズ好きの友達や、話を聞いてくれる友達、共にV6ファンの友達に言い回った。教室を飛び出した。いろんな子にどうしたの?って言われた。

そのあとの授業は本当に記憶にない。

家に帰る途中にネットニュースの記事をひたすらスクショした。

(混乱していたからその時は分からなかったけど、今思うとその時なりの、私なりの祝い方だったのかもしれない。)

こんなにたくさんの記事に同時に長野くんの名前が載ることなんてもうないかもしれない!!とか長野くんにすごく失礼でトンチンカンなことを考えていた記憶はうっすらある。

 

そして問題のベストアーティストの放送。

私が帰宅した時には始まっている時間で、途中から見ることにした。

録画してあるんだから勉強しなさいって言う両親の言葉を無視して、「長野くんの結婚は一生に一度なんだよ!」っていう謎の反論。無理やりリモコンを奪ったら小言を言いながらも黙った。

しばらく待っていたら、翔くんの声。「次はV6のみなさんです」

うわあ、きた。一人一人入ってくるときはいつもと変わらない感じだったけど、横一列に並ぶとなんだかみんなそわそわしている感じに見えた。

 

ホワホワと、現実じゃないような感じがした。(さらにいうとこの時はまだライブに行ったことがないため、V6が存在しているのかすら疑っていた時期)

なんか、あぁ、幸せそうじゃん。

長野くんの幸せを祝っている後輩も先輩も幸せそうじゃん。

普段は恋愛御法度な雰囲気の強い事務所の人たちが、こんなに幸せそうじゃん。

しかもBeautiful Worldとかやめてよ...。ぴったりじゃん。もう今日はイヤホンを外して駆け寄る君って白石美帆さんでしょ?そんな君に手を振ったのは長野くんでしょ?

 

次の日、私は荒治療に取り組んだ。題して、「二人が幸せそうな姿見ればこのどう表現のしようもない気持ちは落ち着くのでは?作戦。」

晴れときどきファームのゲストが白石美帆さんの回を見まくった。

不思議、このロケの段階では付き合ってるか付き合ってないかの時期なはずなのに、円満な夫婦にしか見えない。

「博くん」「美帆ちゃん」と呼び合うBeautiful Worldが広がってた。

 

そんなこんなでそこから本人たちもおそらくカウントしていないであろう、「長野夫妻が結婚して◯日」という意味のわからないことを心の中で数えてはため息をついた。

あんなに荒治療したのにまだ引きずってんのかよ、という気持ちを抱えて学校に行くと「長野くん結婚したね!おめでとう!」と無邪気な友達の声。「うん...。ありがとう」しか返せない。(誰目線だよ)

 

どうしてこんなにおめでたいことなのに心から祝福できないんだろうって悲しくなったし、モヤモヤしたし、暇さえあれば長野くんのこと考えてる人間なので長野くんの結婚についてもたくさん考えた。

 

そんな生活をしていたある日、嵐ファンの友達が私に怪訝そうな顔をして言った。

「ガチ恋だったの?」

ちがーーーーーーーーう!!!!!!

全くもってそんな意識はなかったし、ていうか好きな人現実にいたし!

別にガチ恋が悪いとは思わないけど、ふーんって思うようなタイプだし。

まさかの一言だった。他から見ると、私はそんな風に見えてしまうほどだったんだ。

その日から、長野くん含めV6について話すのは控えようと思った。

そして、その代わり、今までよりもたくさん考えた。

そして出た結論。

私がこんなに落ち込んでガチ恋に見えてるのって、長野くんがV6だからじゃない?

ここで言いたいのはV6が悪い、なんてことじゃないですよ。でも国民的アイドルって言われてる嵐のメンバーが誰か結婚したら、ファンじゃない人だって驚くはず。他の人が驚くんだから、ファンの人はもっと驚く。V6だったから周りからすると井ノ原くんも結婚してるし。そんなふうに見えたのかもしれないって思った。

 

周りからの問題を解決した後は、私の中の問題。

私の中にある、このモヤモヤした気持ちって何?

いいことだととは思うし、幸せになってほしい。でもどこかで、アイドルの長野博長野博の全てだと思ってしまっていたのかもしれない。アイドルである前に男であったことを忘れていた気がする。そして、一人の女の人が選ばれたことに衝撃を受けたのだ。結婚して欲しくない、なんて考えもしなかった。ていうか結婚するとも思わなかった。すごく失礼なことを長野くんに対して、というか、アイドルに対して思っていたんだと気付いた。

 

多分誰しもが経験したことがあると思う。

好きな俳優やアイドルができて、その人のかっこいい・かわいい画像が欲しいと思って検索。そこで過去の熱愛報道の画像も載っている。なんかショック。

でもそれって本人のプライベートだし、相手が芸能人だった場合はそれって本人がいる環境の結果だと思う。だって私達でも身近な人を好きになるだろうし、部活が同じとかバイトが同じとか学校が同じとか、そういうレベルのことだと思う。それがたまたま芸能界だっただけで。芸能界だったからこそ、その相手の名前もどういう俳優さんかも知っていた。

ファンは、そこまで干渉してはいけないんだな、と思った。「プライベート」というくらいなんだからアイドルは「仕事」。そのことを頭に入れておかなければいけないなと思った。そうしたら、「ファンのために」と言ってくれる彼らがますます好きになれると思うし、自分の負担にもならずに好きでいられると思う。

 

そして最後に、どうしてこのことがわかって、これを書こうと思ったか。

ツイッターのRTで回ってきたビビットでやっていたマッチさん×国分太一さんの対談「アイドルにとっての結婚とは?」

マッチさんがこうおっしゃっていたんです。

「ファンの人たちがある程度歳をとって、結婚していい恋愛をして、そういう経験をした時にアイドルは結婚できる。俺たちだけが、幸せで可愛い子でいい子見つけたから結婚しますって言ったらダメ。ずっと応援してくれた人が恋愛を経験して時には結婚して子供ができて、なんて言っても応援してくれてて、その時にもうそろそろいいなって結婚する。」

 

これを見た時に初めて心に長野くんの結婚がストンときました。

あぁ、長野くんはこれを体現してくれたんだ。その場面を見れた私ってすごく幸せじゃん。ここまでファンのこと考えてくれてるなんて幸せじゃん。

 

だから、改めて言います。

長野くん、結婚おめでとうございます。

心から言える日が来てよかった。

 

私はこれからも長野くんが好きだし、尊敬してる。

 

ここまで読んでくださった方、お付き合いありがとうございました。